古座川 ゆず狩りボラバイト レポート

今回は、和歌山の秘郷、古座川の平井の里へゆず狩りのお手伝いに行ってきました。
山また山、清流の流れに沿って、ゆずの里へ。たわわに実ったゆずの収穫最盛期。さて、お役にたてるのだろうか。

11月10日11日、オヤジの元気を活かしていただくプログラムの一つとして、ボランティアアルバイト、略して「ボラバイト」のテストツアーとして開催。
参加したいが、日程の調整ができないと、涙を呑んでくださった方も。詳細のお知らせが遅くなってしまったので、本当に申し訳ないことでした。


インターネット上では、最近よく目にするこの「ボラバイト」は、農家などのお手伝いをボランティアでさせていただくのだけれど、そのお礼の気持ちとして、農家の方が宿泊と食事をご用意してくださるというのが、一般的な仕組みのようだ。
世界的なボラバイトの組織としては、WWOOFというのもあって、ボラバイトをする人をウーファーと呼んでいる。ウーファーって、なんか楽しい響きですね。「ウーファー ウーファーしながら世界旅行なんてのもできそう」と、倶楽部発起人のyonedaさん。オヤジの夢も膨らんいる様子。
http://www.wwoofjapan.com/main/index.php?lang=ja

大阪の天王寺から、今回の案内人の越道さんの、車に便乗して、渋滞の中、古座川についたのは午後の2時前。あわてて昼食を食べて、平井ゆずの里へ。午後1時に農作業に合流する予定だったので、大いに恐縮する。
平井の里では、廃校になった建物を活用して、ゆずの加工もおこなわれている。

農事組合法人 古座川ゆず平井の里の代表理事の新谷さんに、説明を受けて、早速、ゆず畑に。軽トラの荷台にのせてもらって、移動。
新谷さんは、「申し訳ないですね、こんな車で」と。私たちは「うわ、楽しい。こんな経験めったにできないね。」と、有頂天。 

今年、平井ではゆずが豊作。深い山の中に、黄色い実がぎっしりついたゆずの木が。
用意してくださった、鹿皮の手袋、ヘルメットをつけて、はさみの使い方を教わる。
ゆずは鋭い棘があるので、鹿皮の手袋とヘルメットは必需品。

本日は松林さんにお世話になる。92歳のおばあちゃんとお嫁さんが切り盛りするゆず畑。
びっくりするような、大きなゆずが実っている。
思わず、「これ大阪だと一個380円はします」と、私。
「果汁をとるので、1キロ300円くらいかな。」と、松林さん。
ええ、と絶句。こんなにきれいなゆず、もったいない。

92歳のおばあちゃんは働き者。野良着もおしゃれです。皺も美しく、魅力だ。
「働くおじいさん、おばあさんは美しい」、これ、15年くらい前に、なにかに書いた、私のコピー。今も、やっぱり、そう思う。92歳になって、ちゃんと仕事をして、自分の居場所があって、田舎はやっぱり、いいなあ。


一時間もしないうちに日が暮れてきて作業終了。
どっさり、ゆずのお土産をいただいた。ほんのちょっとお邪魔虫しただけで、申し訳ない気持ちに。明日は、もっと、がんばろう。おぅ〜!

提供していただいた宿舎のお風呂で、ゆず風呂を楽しもうと思っていたら、案内人から、温泉に行きませんかと。それもいいね。和歌山はやっぱり温泉よ。
いつもの町営のぼたん荘の温泉に、ゆっくりつかって、農作業ならぬ、道中の長旅の疲れを取る。

夕食は自炊。案内人の旅の常連さんが、スペシャルな鍋の準備をしてきてくださったので、お任せすることに。100グラム100円〜150円の安い牛肉(ここがミソ)をしっかり湯通しして、アクと油を抜いて、生姜をしっかりきかせたスープで野菜と一緒に煮込む。あとは、雑炊で〆。


ゆずの里ならでの、スペシャルが、これ。採れたてのゆずの果汁をたっぷりしぼったチュウハイ。

倶楽部メンバーのアガベさんから差し入れしていただいた焼酎を持参していたので、ピンと来た。こうやって、しぼったゆずもそのまま入れてしまったら、おしゃれ。
もちろん、味は最高。「ああ、幸せ。」と、誰かが、叫んでいる。

翌朝は朝8時からの作業の予定が、前夜の雨のため、もやがひどくて、9時からに。
今日は作業にも少しなれて、皆さん、もくもくと働く。おしゃべりもなし。ただひたすら、チョッキンチョッキンとはさみを動かし、収穫したゆずを運ぶ。見る間に、コンテナがいっぱいになってゆく。

自分がやった仕事が目の前に見えるというのは、とても充実感があって、気持ちがはればれする。しかも、自然の真っ只中。森の香り、ゆずの香りも気持ちがいい。都会でいつもパソコンの前に座っている人には、ぜひ、お勧めしたい。

2時間半の作業があっという間に終わって、農家の皆さんから感謝の言葉をいただき、なんか皆さん、照れていたのが、面白かった。
途中見つけた名水スポット。大師の雫で、軽トラから降ろしてもらって、喉を潤す。甘露ってこのことか。


短い時間限定のボラバイトではあったが、貴重な体験をさせていただいた。お忙しい中、お世話いただいた新谷さん、やさしい心遣いをいただいた農家のみなさんに、感謝。

帰途、秋にはぜひ見に行きたいと思っていた、大銀杏のある光泉寺に立ち寄る。
温暖な古座川では銀杏はまだ緑のままで、ちょっと残念ではあったが、太い枝から乳房のようなこぶをたらした、不思議な子授け銀杏と、その銀杏に寄り添うように佇む7体のお地蔵様に会うことができた。

古座川のシンボル、一枚岩も、季節が変わるとまた表情を変え、寂として、佇んでいた。
 
昼食は、やはり、古座川ラーメン。いえ、一雨のつくしの塩ラーメンを。

こんなに遠い古座川なのに、この味に魅かれて、今年3回目の古座川ラーメンだ。
東京からIターンされてオーナーのお店。ちょっとだけ、「違う風」を感じさせるこんな店も実は、田舎には必要なのだと思う。
皆さん、美味い、美味いと。ほらね。

帰りの長旅の車の中で、考えていたこと。

ゆず狩でかぶったヘルメット。60年代、70年安保の学生時代に、ヘルメットをかぶった経験のある方も、団塊の世代前後には、たくさんいらっしゃるかも。
この世界、なんか変だぜと、立ち上がったあの頃と同じに、大事なものを守るために、次代の人に伝えるために、汗流して農作業や林業のためにヘルメットをもう一度かぶってみる、ってのはどうだろう。自分はできるのかと聞かれると、「たまにはね」としか答えられないが、同時代の人たちへのメッセージでとして、ちょっと書いておこうかと思っってしまった。

新谷さんから、過疎がすすみ、ゆずの生産や加工も、最近は少しかげりが見えてきたこと、林業の行く末も心配であることなど、お話を聞いて、せめて、ボラバイトは続けてやりたい、多くの倶楽部の皆さんにもお付き合い願いたいので、しっかりオヤジのボラバイトの仕組みを作らねばと、yonadaさんと真剣に話しながら、大阪まで6時間15分かけて帰ってきた。次回はせめて2泊3日で行きたい。農作業もしっかりやりたい。

お土産にもらったゆずと地産地消を推進する「みんなの店」で買った鮎を前にして、平井の里のために何か商品開発のお手伝いでもできたららと、考え中のmoriのレポートでした。

4 Responses to “古座川 ゆず狩りボラバイト レポート”

  1. 地域に活力・クリエーティブファンド協議会» Blog Archive » 元気な食農倶楽部 Says:

    […] 和歌山の秘境「古座川 柚子狩りボラバイト」の旅 […]

  2. 元気な食農倶楽部» Blog Archive » ボラバイトプログラムの開発と実施のブログ Says:

    […] http://www.genki-na-oyaji.com/oyaji/academy/aca-04/31 和歌山の秘境「古座川 柚子狩りボラバイト」の旅 […]

  3. 元気な食農倶楽部» Blog Archive » 4.ボラバイトプログラムの開発と実施のブログ Says:

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  4. pjuxcblf Says:

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