シネマサロン「いつか読書する日」レポ
20日に、広場会員のSOINTUさんが仕掛けたシネマサロンを、倶楽部の協力イベントとさせていただいた。
和歌山城を臨む、優雅なダイワロイネットホテルのバンケットルームが会場だ。和歌山城の木々も黄色や赤の衣まとって、錦秋のそぞろ歩きにも、ぴったりのロケーション。
モンティグレシネマサロンは、和歌山で上映されたことのない名画を紹介したいと、モンティグレのテナント会も協力しての文化イベント。
第一回は、田中裕子、岸辺一徳主演の大人の恋愛映画。
高校の同級生の淡い恋が、日常の生活の中に埋もれながらも、30年以上も時の流れの中で生き続ける。
地方の小さな町の、どこかノスタルジックな何気ない風景、暮らしが、淡々と映像で切り取られ、主人公の気持ちのカケラがちりばめられてゆく。
あるきっかけで、高校生のときに分かれた理由が、互いビオボタンの掛け違いだったことがわかる。そんな、些細なことで、30年もと思う。(その些細なことが最後のドラマのクライマックスになるのだが)
一瞬にして30年の時間を飛び越える、少し不器用だが、鮮烈なできごと。
最後はハッピーエンドではないのだが、ある意味ハッピーエンドなのかもと思う。
この映画を見てから、まわりになにげなくいる、オヤジやオバサンの一人一人に、それぞれのドラマがあり、人生の重みをそれどれが背負って生きているのかと、見る人、みんなが愛しく思える。
どこかで「いつか読書する日」にであったら、ぜひ、オヤジにも見てもらいたい。
いい映画です。
シネマサロンでは、35ミリの映写機が会場に持ち込まれての上映。20分毎にリールが取り替えられる。カラカラと回るリールの音、フィルム替えの時には画面に光が入るのも、ノスタルジック。この映写スタイルも、また、映画と同じく30年前に連れ戻してくらたようで、余計にジ〜ンとくる。
誰もが青春のほろ苦い、思い出をかみ締めて家路についたのではないかな。
次回は1月。ぜひ、今度は皆さんご一緒しましょう。
きっといい映画に出会えます。
コメントする
You must be logged in to post a comment.

